ガンプラのパーツに付いたゲートを綺麗に処理したいけど、「結局どうすれば綺麗になるの…」とお悩みではありませんか?
ある程度ゲート処理のやり方を知っていても、間違った方法でパーツをえぐってしまったり、ゲート部分が白くなってしまうことがあります。
この記事はこんな人におすすめ!
- パーツに付いたゲートを綺麗に処理できない…
- ゲート処理の方法をいくつか覚えておきたい…!
- なぜゲート処理をするのか必要性が知りたい…!
そこで、記事では初心者でも簡単にできるゲート処理の流れを分かりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、ゲート処理に使う道具が分かり、ゲート処理によくある疑問点も解決します。
実際に今回紹介する道具を使って、綺麗にゲートを処理してみましょう!
ゲート処理に使う道具
ゲート処理に使う道具は主に3種類です。
- ニッパー
- デザインナイフ
- ヤスリ
ニッパー
ニッパーは、パーツをランナーから切り出す時に使用します。
なぜなら、ゲート跡の仕上がりはニッパーの切れ味の良さで決まってくると言っても過言ではありません。
そのため、出来れば「ゲート専用のニッパー(片刃ニッパー)」を持っておくと綺麗にカット出来ます。
デザインナイフ
場合によって、ニッパーだけでは上手くゲートをカットできない複雑なパーツもあります。
そんな時に「デザインナイフ」があれば綺麗にゲートを処理することができるのでコチラも一緒に用意しましょう。
ヤスリ
ニッパーで切り出したゲート跡の表面を整えるために「ヤスリ」を使用します。
ヤスリはパーツの形状に合ったものを使うと綺麗にゲート跡を処理できます。
基本的なゲート処理の流れ
基本的なゲート処理の流れは以下の通りです。
- ランナーからパーツを切り離す
- 残ったゲートをカットする
- ゲート跡をヤスリで整える
1つずつ詳しく見ていきましょう!
まずはランナーからパーツを切り離します。
この時、パーツから少し離れたところをカットし、ゲートを残しましょう!
なぜなら、一度にパーツを切り離してしまうと、ゲート部分がえぐれて「白化」してしまう可能性があるからです。
パーツの面が白くなってしまうことです。プラスチックは負荷がかかると樹脂が伸びて「白化」する性質があります。
手間はかかりますが、二度に分けることでゲートを綺麗に処理できます!
続いて残ったゲートをニッパーで切り離します。
この残ったゲートを切り離す方法は大きく分けると2通りあります。
片刃ニッパーを使う場合
綺麗にゲートを切り離すには、先述した通り「片刃ニッパー」を使ってカットすると綺麗に切れます。
この時、パーツの面にニッパーの刃を添わせるようにして切り離すと綺麗にゲートを切断することが可能です!
このように二度にわたってゲートを切断することを「二度切り」といいます!
ニッパーでゲートを切り離す際の注意点
また、二度切りする際に、ニッパーの刃の入れ方を注意しましょう。
図で解説すると、ゲートはよく見ると長方形の形をしていることが多いです。
長方形の辺の短い方にニッパーの刃を入れてしまうと辺の長い方に比べて、パーツに負荷が余分にかかってしまいます。
なので、出来るだけゲートの辺の長い方からニッパーの刃を入れて切るようにしましょう。
デザインナイフを使う場合
パーツの形状が複雑でニッパーの刃が入らないようなゲートは、「デザインナイフ」で削り取りましょう。
この時、一度にゲートを削り取るのではなく、二度に分けて削り落とします。
まず、一度目はゲート部分をえぐらないようにデザインナイフの刃を入れて削り落とします。
その後、一度目にデザインナイフの刃を入れた反対側から残ったゲートを削り落とせば、綺麗にゲートを処理することが可能です。
最後にゲート跡をヤスリで整えます。
残念ながら、このようにニッパーやデザインナイフで切り離しただけではゲート跡は綺麗になりません。
そのため、番号の低いヤスリから高いヤスリを順番にかけていきます。
基本的に400番→600番→800番→1000番の順番でヤスリ掛けを行えば、ゲート跡を綺麗に消すことが出来ます!
そうすると、このようにゲート跡を綺麗に処理出来ました!
完全にゲート跡が消えたわけではありませんが、指でゲート部分の表面を触り、ツルツルになっていれば問題ありません。
ゲート処理のよくある疑問点とその回答
ここでは、ゲート処理に関するよくある疑問点とそれに対する一個人の回答をまとめました。
- 片刃ニッパーでなくても、二度切りは可能?白化はしない?
-
片刃ニッパーでなくても二度切りは可能です。
しかし、慎重に切り離さないと白化やゲート部分がえぐれたりする恐れがあるため注意が必要です。
- ヤスリ掛けをする際、番手を飛ばしてもゲートは消える?(例:400番の次に1000番のヤスリに使う)
-
ヤスリの番手を飛ばしてもゲート跡は消えます。
ただ、例のように400番でヤスリ掛けをした傷を消すのに、1000番のヤスリだと時間がかかるので、綺麗に仕上げたい場合はできるだけ順番通りに行いましょう。
- ヤスリを掛けた面が傷で白くなってしまった場合、どうすれば目立たなくなる?
-
ヤスリを掛けた面が傷で白くなってしまった場合は、さらに高い番手でヤスリ掛けをすれば消えます。
他にも、800番か1000番までヤスリ掛けを行っていれば、つや消しトップコートを吹いても目立たなくなります。
- ゲートが白化してしまった時の対処法は?
-
ゲートが白化してしまった時の対処法は、塗装するしかありません。
素組み派の方は、ゲート部分に白化したパーツと同じような色のガンダムマーカーなどで目立たなくしましょう。
ゲートを綺麗に処理してカッコイイガンプラを作ろう!
今回はゲート処理に使う道具や作業の流れ、よくある疑問点とその回答を紹介していきました!
まとめると、
- ゲート処理に使う道具は?
- 「ニッパー」「デザインナイフ」「ヤスリ」の3つ!
- ゲート処理の基本的な流れは?
- 「ランナーからカット」→「残ったゲートを二度切り」→「ヤスリで整える」の3ステップ!
これらのことがお分かりいただけたと思います!
ガンプラを綺麗に仕上げたいと思った時に、恐らく一番最初にぶち当たると言っても過言ではない基本的の『ゲート処理』の作業。
ゲートを綺麗に処理出来れば、ガンプラの完成度がグッと上がるので、ガンプラ初心者の方は絶対に知っておいて損はありません。
この記事を参考に自分に合った道具を使い、ゲート処理をしてみてはいかがでしょうか!
コメント