ガンプラを作る上で合わせ目消しが必要不可欠な作業だと考える人もいれば、そのまま作品を仕上げる派もいます。
しかし、無塗装で作る場合、合わせ目が目立ってしまうことが悩みの種となっています。
特に初心者の場合、どうやって合わせ目を消せばいいか分からず、手間がかかりすぎたり、失敗してしまったりすることもあるでしょう。
この記事はこんな人におすすめ!
- 合わせ目を上手く消すことができない…
- 確実に合わせ目消しができる方法が知りたい…!
- 合わせ目に使う道具を知りたい…!
そこで記事では、ガンプラ無塗装派の方でも確実に合わせ目消しする方法を解説していきます。
この記事を読むことで、合わせ目を消すために必要な道具や手順について詳しく理解することができます。
また、接着剤での合わせ目消しに失敗した時のリカバリー方法も一緒に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具
ガンプラの制作において、合わせ目消しは美しい仕上がりを求めるために欠かせません。
そこで、以下では合わせ目消しにあると便利な道具を紹介します。
- 流し込み接着剤
- ヤスリ
- デザインナイフ
- パテ
- BMCダンモ
これらの道具を使うことで、合わせ目消しを簡単に行えます。
合わせ目消しに使う道具に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
流し込み接着剤
ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具の1つ目は、流し込み接着剤です。
ビンタイプのキャップに筆が付いているものは、パーツ同士の隙間に流しやすくなります。
また、パーツ同士のプラスチックを溶かすためにセメントタイプの流し込み接着剤を用意しましょう。
ヤスリ
ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具の2つ目は、ヤスリです。
接着剤を塗布した後、パーツ同士を強く押し付けた際に溶けたプラスチックをヤスリで整えることが必要です。
パーツの形状や面、サイズに合わせたヤスリを使用することで、綺麗に仕上がります。
そのため、多種多様なヤスリを所持しておくことがおすすめです!
デザインナイフ
ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具の3つ目は、デザインナイフです。
デザインナイフは、パーツ同士を押し付けた際にはみ出したプラスチックを削るために使用します。
また、プラスチックが奥まった箇所にある場合でも、デザインナイフの刃を使ってカンナがけをすることができます。
絶対に必要という訳ではありませんが、デザインナイフを持っておくと作業がスムーズに進むことがあります!
パテ
ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具の4つ目は、パテです。
穴やヒビなどの欠損部分を埋めて修復するためのものです。
一般的には粘土のようなもので乾燥すると、硬化します。
パテは、パーツ同士を押し付けた際にはみ出さなかった箇所の凹みを埋めるために使用します。
しかし、パテを使用した箇所だけ色が異なって目立ってしまうため、無塗装で仕上げる場合は注意が必要です。
そこで、後に『合わせ目消しに失敗した場合の対処法』で、無塗装でもパテを使用した箇所を目立たなくする方法を紹介していきます!
BMCダンモ
ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具の5つ目は、BMCダンモです。
この商品はスジボリ堂の製品で、パーツの合わせ目をモールド(凹み)にすることで処理できます。
この方法は、「合わせ目を消す」というよりも「合わせ目を目立たなくする」という効果があります。
1/144スケールのガンプラにおすすめ
1/100スケール以上のガンプラにおすすめ
ガンプラの合わせ目消しをする2つの方法
ガンプラの組み立てにおいて、合わせ目処理は重要な工程の1つです。
合わせ目を消すための2つの方法は以下の通りです。
- 流し込み接着剤を使用した方法
- 段落ちモールドで処理する方法
初心者でも道具さえあれば簡単に実践できる方法を紹介していきます。
流し込み接着剤を使用した方法
ガンプラの合わせ目処理において、流し込み接着剤を使用する方法は初心者にもおすすめです。
この方法は、接着剤が溶かしたプラスチックで合わせ目を埋めることで、パーツ同士をしっかりと接着させることができます。
流し込み接着剤を使うことで、パーツの合わせ目部分に塗布しやすいので、綺麗な仕上がりになります!
以下では、流し込み接着剤を使った合わせ目処理の方法を解説します。
パーツ同士の隙間に接着剤を流し込む際は、1回だけでなく2~3回たっぷり流し込みましょう。
たくさん流し込むことで接着剤が乾燥せず、綺麗にプラスチックを溶かすことができます!
モナカ状のパーツの場合
表裏両方に合わせ目がある(モナカ状)場合、一度に接着剤を流し込んでしまうと時間がかかり、接着剤が乾いてしまいます。
そうすると、パーツ同士のプラスチックを溶かして接着することが難しくなってしまうのです。
そこで、表裏どちらかに薄い板を挟んで片方だけ接着剤を流し込み、パーツ同士を溶かします。
その後、もう片方に接着剤を流し込むことで、接着剤が乾燥せず素早くパーツ同士を溶かし、失敗を防ぐことができます。
段落ちモールドで処理する方法
ガンプラの合わせ目消しには、流し込み接着剤以外にも段落ちモールドで処理する方法があります。
この方法は、モールドに凹みを作ることで合わせ目を目立たなくするもので、接着剤を使用する方法とは異なるアプローチです。
素材感を出したい場合や接着剤の乾燥時間を気にしたくない場合には、段落ちモールドでの処理がおすすめです!
この時、ダンモにあまり力を入れずに1方向に繰り返し削り動かします。
私の場合、1方向30回程度やさしく削ると段落ちモールドが綺麗に仕上がります!これは人それぞれ力のかけ具合によって異なります!
反対側もしっかり削ることで、モールドの面が平らになり、綺麗に仕上がります。
ちなみに、私は細目の鉄ヤスリの角の部分を使って、段落ちモールドの面を整えています!
合わせ目消しに失敗した時の対処法
接着剤を使って合わせ目消しをしても、プラスチック同士が上手く溶けず、残ってしまうことがあります。
その場合、パテを使い埋めて処理する方法がありますが、無塗装派の方はパテで埋めた個所が目立つことが懸念されます。
そんな方でも、パーツと同じ色のパテを使用することができる『ランナーパテ』という自作パテがあります。
ランナーパテを作る際に用意するもの
- 合わせ目が残ったパーツと同じ色のランナー
- セメントタイプの接着剤
- 空きビン(小さいビンが好ましい)
- パテを塗布するためのもの(綿棒やヘラ、つまようじなど)
以下では、ランナーパテの作り方と使用方法について同時に紹介していきます。
ランナーが溶け出して、液体がサラサラの場合はドロドロの液状になるまで、ランナーを加えましょう。
液体がドロドロ状態の方が合わせ目を埋めやすくなります!
綺麗に合わせ目を消してガンプラを作ろう!
今回はガンプラ無塗装派の方でも確実に合わせ目消しする方法を解説していきました。
まとめると以下のようになります。
- ガンプラの合わせ目消しにあると便利な道具は?
- 流し込み接着剤
- ヤスリ
- デザインナイフ
- パテ
- BMCダンモ
- ガンプラの合わせ目消しをする2つの方法は?
- 流し込み接着剤を使用した方法
- 段落ちモールドで処理する方法
- 合わせ目消しに失敗した時の対処法は?
- ランナーパテを自作して埋める!
このようなことがお分かりいただけたと思います。
ガンプラの合わせ目消しには、流し込み接着剤と段落ちモールドで処理する方法、そしてランナーパテを使ったリカバリー方法があります。
合わせ目消しに失敗しても、落ち込まずにリカバリー方法を試してみましょう。
正確な作業と忍耐力が必要ですが、最終的な仕上がりには大きな差が出ます。
ぜひこの記事を参考に、ガンプラの合わせ目を消す作業をしてみてはいかがでしょうか!
コメント