ガンプラを作るとき、「どうやってトップコートを吹けばいいのか分からない…」と悩んでいませんか?
特に初心者にとってトップコートは難しそうに感じることもありますよね…!
実際、トップコートのやり方を知らないと、塗装面が白くなったり、ムラができてしまったりして、仕上がりに大きな影響が出てしまいます。
しかし、正しいやり方をマスターすれば、初心者でも簡単に失敗なくトップコートを使いこなすことができます!
この記事はこんな人におすすめ!
- トップコートを使ってガンプラを綺麗に仕上げたい…!
- トップコートに必要な揃えておくべき道具が知りたい…!
- そもそもトップコートって何のことだか分からない…
そこで今回は、ガンプラ初心者でも安心してトップコートを仕上げられる方法を、具体的な手順と注意点とともに徹底解説します。
この記事を読むことで、トップコートの種類や選び方、必要な道具、そして失敗しないやり方をしっかり把握することができます。
ガンプラの仕上がりをグーンっと上げたいなら、今すぐこの記事を参考にしてみてください!
トップコートとは?
トップコートとは、ガンプラのパーツの塗装やデカール、シールなど装飾した部分をコーティングする役割を持ったものです。
ガンプラに使うトップコートは、溶剤の種類や塗装方法(スプレー缶やエアブラシ)によって仕上がりが大きく異なります!
以下では、絶対に知っておきたいトップコートの種類と選び方について紹介していきます。
トップコートの種類と選び方
トップコートは、仕上げたいガンプラによって種類を選ぶ必要があります。
トップコートは大きく分けると、
- ガンプラの表面にツヤを出す光沢タイプ
- ガンプラに高級感を出すつや消しタイプ
- つや消しと光沢の中間の半光沢タイプ
の3種類です。
トップコートの選び方は、ガンプラの仕上がりイメージに合わせる必要があります。
つや消しのトップコートは光の反射を抑え、マットに仕上げるので、ムラができにくく難易度が低いため、初めてでも挑戦しやすいです!
詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください!
トップコートに準備するもの
トップコートに初挑戦しようとしているけど、何を準備していいか悩んでしまいますよね。
トップコートをする際に必要な道具は、以下の5つがあれば問題ありません。
- トップコートのスプレー・塗料
- 塗装用持ち手クリップ
- 乾燥台
- 塗装ブース
- エアブラシ(+αで色々用意する必要あり)
それぞれの道具をどう使うのか見ていきましょう!
トップコートのスプレー・塗料
トップコートを塗装する場合は、スプレーか塗料を準備する必要があります。
トップコートには、主にスプレータイプや塗料瓶タイプ、溶剤にも水性やラッカー系の塗料があります。
- まだ塗装道具が揃っていない人は『スプレータイプ』
- ある程度、塗装道具が揃ってエアブラシを使える人は『塗料瓶タイプ』
がおすすめです!
溶剤の種類も、
- 乾燥時間はかかるけど塗装ブースが無く、匂いを抑えたい人は『水性』
- 刺激臭がするけど塗装ブースがあり、乾燥時間を早めたい人は『ラッカー』
が良いでしょう。
トップコートには、さまざまな特徴あるので、自身の製作スタイルに合ったものを使いましょう!
塗装用持ち手クリップ
塗装用持ち手クリップは、スティック状のもので先端にクリップが付いたものが一般的です。
塗装用持ち手クリップを使うことで、小さいパーツから大きいパーツまで、綺麗にトップコートを吹きかけることができます。
塗装用持ち手クリップが無くても、素手で持ってトップコートを吹きかけることが出来ますが、メリットはそれだけではありません!
持ち手クリップがあることで、乾燥させる際も浮かせることが出来るので、トップコートを吹いた塗膜をきれいに保つことが可能です。
せっかくトップコートをパーツ全面に吹きかけたのに、持ち手クリップを使わずにそのまま置いてしまうと、塗膜が剥がれる可能性があります。
これらの理由から、塗装用持ち手クリップはきれいにトップコートを仕上げるには必要になってきます。
持ち手クリップの先端の形状には、どんなパーツでも対応できるようにさまざまな種類が販売されていますので、ぜひチェックしてみてください!
乾燥台
乾燥台は、前述した塗装用持ち手クリップなどが刺せる台で、塗装した面が触れないように使用します。
私が使用しているのは、『ホビーベース 大きな塗装ベース』です!
持ち手クリップが刺さる乾燥台を用意するのが面倒くさいという人は、発泡スチロールや猫の爪とぎなどでも代用がききます。
パーツが多いガンプラをトップコートする場合もあるため、塗装用持ち手クリップと乾燥台は多く用意して損することはありません!
塗装ブース
トップコートを吹きかける際は、塗装ブースを準備することをおすすめします。
塗装ブースがあれば、トップコートの際に出る塗料のミストや匂いを抑えることができます。
スプレーや塗料瓶の塗料には、有害な化学物質を多く含んでいる可能性があるため、塗装ブースを用意しましょう!
だけど、「トップコートをするだけのために、塗装ブースは値段が高くて手を出しづらい…」と思いますよね…!
そんな方には、自宅のベランダや外でも塗装する方法もあります。
ただ、周囲に塗料の飛散する可能性があるので細心の注意しましょう。
私は以前、塗装ブースが無かった時は、キットの箱をブース代わりにして、箱に向かってトップコートを吹きかけていました!
エアブラシ
トップコートを塗装する際に、きれいに仕上げたいならエアブラシを使うことをおすすめします。
エアブラシは、風圧を調整できるため、塗料の吹き付けが均等でムラなくトップコートを吹きかけることが可能です。
ただ、エアブラシでトップコートをすると、他にもコンプレッサーや洗浄液など、用意するものが増えてしまいます。
エアブラシに付随するものに関しては今回は割愛しますが、既にエアブラシで塗装する環境が整っている人は断然エアブラシでのトップコートがおすすめです!
トップコートのやり方
ここまで、トップコートに必要な道具を紹介してきましたが、ここからどのような手順で進めていけば良いか迷ってしまいますよね。
以下では、スプレーとエアブラシを使用した方法を画像や動画付きで丁寧に解説していきます!
スプレーの場合
スプレー缶を使用前にしっかりと振り、中の塗料を均一に混ぜます。
まず、いらないパーツに軽くスプレーして、塗料が均一に出ることを確認しましょう。
パーツにトップコートを吹きかける際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 距離を保つ!
- パーツから15〜20cm程度離れた位置からスプレーを吹きかけます。
- 距離が近すぎるとムラができやすく、遠すぎると均一に塗料が乗りません。
- 動きを一定に!
- スプレー缶を動かしながら、均一なスピードでパーツ全体にトップコートを吹きかけます。
- 一箇所にスプレーを集中させないように注意しましょう。
- 薄く重ね塗り!
- 一度に厚く塗るのではなく、薄く何度かに分けて塗り重ねることで、ムラを防ぎ、綺麗な仕上がりが得られます。
- 直接パーツに吹き始めない!
- トップコートを吹きかける際は、直接パーツに吹き始めるのではなく、パーツから外れた個所から吹きかける。
エアブラシの場合
塗装前にエアブラシが清潔であること(特にカップの中)を確認し、必要に応じて洗浄します。
希釈の割合は塗料やエアブラシの種類によって異なるので、塗料の指示に従って調整してください。
いらないパーツにテストスプレーを行い、噴霧状態が均一かどうかを確認しましょう。
エアブラシでパーツにトップコートを吹きかける際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 距離を保つ!
- パーツから10〜15cm程度の距離を保ちながら、エアブラシを動かしてトップコートを吹き付けます。
- 距離が近すぎると塗料が垂れやすく、遠すぎると塗料が均一に乗りにくくなるので注意が必要です。
- 一定の動きで塗装!
- エアブラシを一定のスピードで動かし、塗料が均一に吹き付けられるようにします。
- エアブラシの動きを止めず、一定のリズムで塗装することが重要です。
- 薄く重ね塗り!
- 一度に厚く塗るのではなく、薄く何度かに分けて塗り重ねることで、ムラを防ぎ、綺麗な仕上がりが得られます。
- 直接パーツに吹き始めない!
- トップコートを吹きかける際は、直接パーツに吹き始めるのではなく、パーツから外れた個所から吹きかける。
トップコートをする際の注意点
トップコートを塗装する場合には注意しなければならない点がいくつかあります。
- ほこりが入らないようにする
- クリアパーツはトップコートを使い分ける
- 湿度が高い日は避ける
これらの注意点に気を付けながらトップコートを吹きかけていきましょう!
ほこりが入らないようにする
トップコートを塗るときは、ほこりや指紋がつかないように気をつけることが大切です。
もしパーツにほこりや指紋がついていると、トップコートの仕上がりが上手くいかない原因になります。
これを防ぐために、エアダスターや柔らかい布、専用のクリーナーを使ってパーツをきれいにしておきましょう!
また、エアブラシを持っているなら、エアブラシの風圧でほこりを飛ばすこともできます。
さらに、ほこりが舞いにくい場所で作業をすることや、手袋を使って指紋がつかないようにするのも一つの手です。
こうしたポイントを押さえておくことで、トップコートが均一に塗れて、きれいな仕上がりが期待できます。
クリアパーツはトップコートを使い分ける
トップコートには、
- つや消し
- 光沢
- 半光沢
の種類がありますが、クリアパーツを仕上げるときには選ぶトップコートに気をつける必要があります。
特にクリアパーツにつや消しのトップコートを使うと、パーツが曇ってしまい、透明感がなくなってしまいます。
そのため、クリアパーツの透明感を損なわずに仕上げるためには、光沢のトップコートを使うのがベストです!
また、クリアパーツの周りにだけつや消しを使いたい場合は、
- クリアパーツにマスキングテープを貼る
- クリアパーツを取り外してから作業する
など、細心の注意を払うことが大切です。
湿度が高い日は控える
トップコートを塗るときには、天気や湿度にも気をつけることが大切です。
湿度が高いと、塗装が乾くときに塗料に水分がついてしまい、「白化現象」と呼ばれる白っぽい仕上がりになることがあります。
特に、クリア系のトップコートではこの白化現象が目立ちやすいので、注意が必要です!
トップコートをきれいに仕上げるためには、湿度が低い日を選んだり、エアコンや除湿器を使って湿度をコントロールしたりすると効果的です。
トップコートに関するよくある質問
ガンプラをトップコートで仕上げたいけれど、疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか。
そこで以下では、トップコートに関するよくある質問に対して丁寧に答えていきます!
- トップコートをするタイミングは?
-
基本的な手順としては、以下の通りです。
- 組み立て
- 改造・改修、塗装する人はこの間に行う
- スミ入れ
- デカール貼り
- トップコート
- シール貼り
まず、スミ入れはトップコート前に行うことが重要です。
もし、つや消しのトップコートを先に塗ってからスミ入れをすると、パーツの表面がざらついているので、にじんでしまうことがあります。
デカールについては、トップコートを塗る前に貼ることにより、デカールをしっかりと保護し、剥がれにくくなります。
ただし、すべての場合においてスミ入れやデカールを先にするのが最適とは限りません。
とも改造をする方や全塗装をする方など、場合によってはトップコートを先に塗るなど、臨機応変に対応しましょう!
- 組み立て
- トップコートを吹きかける際に重ね塗りはするべき?
-
トップコートは基本的に一度塗りで仕上げるのが理想です。
ただし、ツヤが均一でない場合には重ね塗りをしても構いませんが、ツヤが均一なときに重ね塗りをすると、塗膜が厚くなってしまうだけです。
塗膜が厚くなると、
- パーツが重くなる
- パーツの角(エッジ)が丸くなる
- パーツが割れやすくなる
といったデメリットが生じます。
また、トップコートを大量に吹きかけると、塗装が白っぽくなる「白化現象」が起きることがあります。
とも細かい部分が気になるかもしれませんが、トップコートは、あくまでもツヤを整えるためのものだと意識しておきましょう!
- トップコートを吹きかけた後の乾燥時間は?
-
トップコートの乾燥時間は、仕上がりに大きな影響を与える重要なポイントです。
乾燥時間は、トップコートの種類や、水性やラッカー系などによって異なりますが、パーツに触れることができるようになるまでには、1〜2時間程度で十分です。
ただし、完全に乾燥させるには24〜48時間程度かかるので、しっかりと時間をかけることが大切です。
乾燥中に気をつけるべきポイントは、ほこりがパーツに付かないようにすることです。
乾燥させるときは、ほこりが舞わない場所やカバーを使って、パーツが汚れないように注意しましょう!
- トップコートを吹きかける際はパーツをばらす?ばらさない?
-
トップコートを吹き付けるときは、パーツを分解して塗装することをおすすめします。
パーツを分けて塗装すると、トップコートのムラや塗料がダマになるのを防ぐことができ、よりきれいな仕上がりになります。
さらに、細かいパーツや接続部分も塗り残しなくしっかりと塗装できるのがメリットです!
- 塗装ブースがない場合はどこでトップコートを吹きかける?
-
トップコートを塗装するときに、専用の塗装ブースを準備するのが理想ですが、コストやスペースの問題で難しい場合もありますよね。
そんなときでも、リスクを減らす方法があります!
コストを抑えるためには、大きな段ボールを使って自作の塗装ブースを作ると良いでしょう。
ただし、室内で使う場合は、換気扇などの換気設備をしっかり整えることが重要です。
また、室内での塗装が難しい場合は、ベランダなどの屋外で塗装することも考えましょう。
トップコートのやり方をマスターしよう!
今回は、初心者でも失敗せずにトップコートをきれいに仕上げるための方法を徹底的に解説しました。
まとめると以下のようになります。
- トップコート準備するものは?
- トップコートのスプレー・塗料
- 塗装用持ち手クリップ
- 乾燥台
- 塗装ブース
- エアブラシ
- トップコートをする際の注意点は?
- ほこりが入らないようにする
- クリアパーツはトップコートを使い分ける
- 湿度が高い日は控える
ということがお分かりいただけたと思います!
トップコートをマスターするには、『パーツの清掃』、『薄く均一な塗装』、『適切な乾燥』がカギです。
これでガンプラが一層美しく仕上がります。
さっそく、この記事で覚えたトップコートのテクニックを試して、あなたのガンプラを輝かせましょう!
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