ニッパーには『両刃』と『片刃』の主に2種類がありますが、それぞれどんな違いがあるのかご存知でしょうか。
両刃と片刃ニッパーの特徴を知らずに適切に使わないと、あなたの大事なニッパーの破損に繋がる恐れもあります。
この記事はこんな人におすすめ!
- 両刃・片刃ニッパーの違いが分からない…
- 両刃・片刃ニッパーには、それぞれどんな特徴があるのか知りたい…!
- 両刃・片刃ニッパーの使い分け方が知りたい…!
そこで今回はニッパー初心者に向けて両刃と片刃の違いや特徴、使い分け方について解説していきます。
この記事を読むことで、両刃と片刃ニッパーの違いを理解して、適切にニッパーを扱えるようになること間違いなしです!
ぜひこの記事を参考に両刃と片刃ニッパーを上手く使いこなして、ガンプラ製作を楽しみましょう!
ニッパーの両刃と片刃の違いは?
ニッパーは、ガンプラ製作や工作などの細かな作業に欠かせないツールで、主に両刃と片刃の2つのタイプがあります。
そんな両刃と片刃ニッパーの違いは、その名の通り『刃の違い』です。
まず、両刃ニッパーは両側に刃があります。
そのため、切断能力が高く、硬い素材や太い部品を効果的に切断することが可能です。
一方、片刃ニッパーは片側にしか刃がなく、切断した際に片方の切断面が平らになります。
これにより、切断面が滑らかに仕上がり、ゲート処理が楽になったり、加工したパーツを直接接着したりする際に適しています。
両刃と片刃のニッパー、それぞれの特徴を理解して、作業に最適な道具を選びましょう!
両刃ニッパーの特徴
両刃ニッパーの特徴(メリットとデメリット)を以下にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
刃が厚いため頑丈で壊れにくい 片刃ニッパーに比べて値段が安い 切断力が強い | 一般的に刃が厚い細かい作業がしにくい カットした断面が潰れて跡(白化)ができやすい |
まず両刃ニッパーは、片刃ニッパーと比べて刃が厚いことが多い特徴があるため、頑丈で壊れにくいです。
さらに一般的な片刃ニッパーは安くても3,000円程度しますが、両刃ニッパーは1,000円以下で売っているものもあり、比較的安価です。
太いランナーを切り離す際にも両刃ニッパーは使いやすいです!
しかし、刃が厚いため、カットする際に断面を潰しやすいというデメリットもあります。
両刃という仕組み上、中央に向かって断ち切っているため、中央にカットした跡が残りやすく、その部分が白化しやすいことがあります。
また、刃が厚い場合は細かい作業の際に使いにくいことがあるため、精度に劣ることも考慮する必要があります。
両刃ニッパーを選ぶ際には、その特徴を理解し、作業内容に合ったツールを選びましょう!
片刃ニッパーの特徴
片刃ニッパーの特徴(メリットとデメリット)を以下にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
切断面が綺麗に切れる 刃が薄いので細かい作業に最適 | 両刃ニッパーに比べて値段が高い 刃が欠けやすい |
片刃ニッパーは、片側にのみ刃がついており、反対側はフラットな形状をしています。
この特徴により、切断面がまっすぐで綺麗に切ることが可能です。
イメージとしては日本刀のような切れ味の良さがあります!
ガンプラにおいて、片刃ニッパーはとても便利で、切断面が滑らかであるため、
- ゲート処理の手間を省きたい場合
- 接着するパーツの接合面が直接見える場合
- 作品の仕上がりにこだわる場合
などには、片刃ニッパーが断然おすすめです。
しかし、片刃ニッパーにはいくつかのデメリットもあります。
まず、一般的には両刃ニッパーよりも値段が高いことが挙げられます。
高いものだと5,000円を超える片刃ニッパーもあり、両刃ニッパーと比較すると高級品です…
また、刃が片側しかないため、使用頻度が高い場合や硬い素材を切断する場合には、刃がかけやすくなることもあります。
片刃ニッパーを選ぶ際には、その特徴を理解し、作業内容や予算に合わせて適切なニッパーを選ぶことが重要です。
両刃・片刃ニッパーの使い分け方
ここまで両刃と片刃ニッパーの特徴を紹介してきましたが、
- 両刃と片刃ニッパーをどのようにして使い分けたらいいのか?
- 両刃と片刃ニッパーは結局どちらがいいのか?
このような疑問を抱くこともあるでしょう!
結論から言うと、
- 本格的にガンプラを作るなら…
- 『両刃・片刃ニッパー両方持ち』
- 費用を抑えたいなら…
- 『両刃ニッパーのみ持ち』
がおすすめです!
『両刃・片刃ニッパー両方持ち』の場合
両刃と片刃のニッパー、それぞれの特性を理解して使い分けることで、作業効率を高めることが可能です。
片刃ニッパーは、細かな作業やゲートカット、接着面を切り出すなどのカット作業の際に使用します。
一方、両刃ニッパーは、片刃ニッパーよりも高い切断能力が求められる場合に使いましょう。
例えば、ランナーから切り離したり、分厚いパーツやプラ板(2~3mm程度)を切断する際に使用します。
このように作業内容に応じて適切なニッパーを選んで、快適な作業を行いましょう!
『両刃ニッパーのみ持ち』の場合
ガンプラを始めたばかりで、手ごろな価格のニッパーで費用を抑えたい人は、両刃ニッパーのみでも十分に活躍します。
ゲートカットから分厚いパーツやプラ板まで、使おうと思えば幅広く使うことができます。
ただ、ゲートカットなど、切断面を綺麗に仕上げるのは、両刃ニッパーを使い慣れるまで難しいです。
これらを踏まえて自分に合ったニッパーを選びましょう!
両刃・片刃ニッパーの特性を理解して使い分けよう!
今回はニッパー初心者に向けて両刃と片刃の違いや特徴、使い分け方について解説していきました!
まとめると以下のようになります。
- ニッパーの両刃と片刃の違いは?
- 主に『刃の違い』で、両刃は両側に刃があり、片刃は片方に刃・もう片方はまな板状になっている
- 両刃ニッパーの特徴は?
- 切断面が綺麗に切れる
- 刃が薄いので細かい作業に最適
- 一般的に刃が厚い細かい作業がしにくい
- カットした断面が潰れて跡(白化)ができやすい
- 片刃ニッパーの特徴は?
- 切断面が綺麗に切れる
- 刃が薄いので細かい作業に最適
- 両刃ニッパーに比べて値段が高い
- 刃が欠けやすい
- 両刃・片刃ニッパーの使い分け方は?
- 本格的にガンプラを作るなら『両刃・片刃ニッパー両方持ち』
- 費用を抑えたいなら『両刃ニッパーのみ持ち』
ということがお分かりいただけたと思います!
両刃と片刃のニッパー、それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることで、作業効率を最大限に引き出すことができます。
ぜひ『両刃』か『片刃』どちらのニッパーが自分に合っているかを考え、上手く使い分けてみてはいかがでしょうか!
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