Mr.HOBBYが販売していてデカール貼りに使える『マークセッター』と『マークソフター』について
それぞれどういった違いがあって、どのような効果があるの?
と疑問や悩みを抱えていませんか?
『マークセッター』と『マークソフター』の正しい効果を知らないままだと、後悔することになるかもしれません。
この記事はこんな人におすすめ!
- マークセッターとマークソフターの違いがイマイチ分からない…
- 自分が認識している効果が正しいかどうか知りたい…!
- マークセッターとマークソフターを使う理由が知りたい…!
そこで今回はデカール貼りに欠かせないマークセッターとマークソフターの違いについて詳しく解説します。
デカール糊の役割や効果、使い方について明確に理解することで、今後のガンプラ製作がより充実すること間違いなしです。
またリニューアルしたデカール糊の注意点も記載してますので、最後までご覧ください!
マークセッターとマークソフターとは?
マークセッターとマークソフターとは、ガンプラなどの模型に水転写式デカールを貼る際に使用する糊(のり)のことです。
マークセッターとマークソフターはどちらも液状で、水転写式デカールの貼り付けを補助する効果があります。
マークセッターとマークソフターの2つのデカール糊を使うことで、
- 接着力を高めることができる
- 柔軟効果でより密着させる
これらの効果を期待することができます。
マークセッターとマークソフターにはどんな違いがあるのか、次で解説していきます!
マークセッターとマークソフターの違い
マークセッターとマークソフターの違いは、主にデカールに対する接着力と柔軟力にあります。
マークセッターとマークソフターの違い
マークセッター | マークソフター | |
接着力 | ||
柔軟力 |
私は最初、マークセッターはデカールを貼り付ける糊の役割、マークソフターはデカールを柔らかくするものだと思っていましたが、少し違いました💦
まずマークセッターには、「接着力」と「柔軟力(デカールを柔らかくする効果)」の両方の効果が備わっています。
そのため、マークセッターだけでデカールを貼り付けることができるため、必ず持っておきたいものとなっているのです!
一方でマークソフターはマークセッターよりも「柔軟力」に特化しています。
貼り付けたデカールの上からマークソフターを塗布することで、パーツのモールドなどの凸凹(デコボコ)や曲面のパーツにもキレイに密着してくれます。
またデカールを剥がしたい時にも、マークソフターを使えば、デカールを柔らかくして剥がすことが可能です。
総じて、マークセッターとマークソフターを両方使えば、よりキレイにデカールを貼ることができます!
マークセッターとマークソフターを使う理由
マークセッターとマークソフターを使ううえで、「具体的にどんな効果があるのか?」気になる人も多いと思います。
以下では、マークセッターとマークソフターを使う理由について解説していきます。
接着強度と密着性を高めるため
マークセッターとマークソフターを使う理由は、接着強度と密着性を高めるために行います。
そもそも水転写式デカールは、水に浸すと糊が溶けてデカールが浮いてくるため、マークセッターを塗布しなくても貼ることができます。
ですが、デカールが浮いてくるまで長く放置したり、デカールが古い・品質が悪かったりすると糊の量が少なくなってしまい、上手くデカールを貼ることができません。
特に一気に数種類のデカールを水に浸して浮いてくるのを待っていると必然的に後に貼るデカールの糊の量が少なくなってしまいますね💦
そこで確実に接着するためにマークセッターを塗布して足りない糊を補います。
次にマークセッターにもデカールを柔軟させる効果はありますが、曲面やモールドの上に貼ったデカールを密着させるのは難しいです。
そこでデカールを柔らかくしてくれるのに特化したマークソフターを使用して、パーツにより密着性を高めます。
マークセッターとマークソフターを使って接着強度と密着性を高めることで、完璧に近い形でデカールを貼ることができます!
デカールの詳しい貼り方についてはこちらの記事をチェックしてみてください!
白化を防ぐため
デカールの白化って何?
と疑問に思うかもしれませんが、デカールの白化はマークセッターを使わなかった時によく起こります。
前述した通り、水転写式デカールはマークセッターが無くても、既に糊が付いているのでそのまま貼ることが可能です。
しかし、既に付いていたデカールの糊が少なくなってしまうと、その部分だけパーツから浮いて白く目立ってしまいます。
そのため、デカールが白化しないように事前にマークセッターを塗布して貼ることをおすすめします。
白化したデカールはマークセッターをデカールの隙間か上から後乗せすることで解決します!
マークセッターとマークソフターを使う際の注意点
リニューアルしたマークセッターとマークソフターは、従来のものよりも水性ホビーカラーの塗装面への溶解力が強化されています。
これにより、水性塗料でガンプラを塗装している方にとって、注意する必要があります。
水性塗料で塗装したパーツの上からリニューアルしたマークセッターとマークソフターをどうしても使いたい!
という人も安心してください!
リニューアルしたマークセッターとマークソフターを水で薄めることで、溶解力を弱めることができます。
マークセッターとマークソフターを販売している公式によると、
マークソフター 水を10%添加(希釈比10:1)
引用元:Mr.HOBBY
マークセッター 水を30%添加(希釈比10:3)
の割合で薄めると良いみたいですね!
マークセッターとマークソフターを正しく使おう!
今回はデカール貼りに欠かせないマークソフターとマークセッターの違いについて詳しく解説しました。
まとめると以下のようになります。
- マークセッターとマークソフターとは?
- 水転写式デカールを貼る際に使用する糊(のり)のこと
- マークセッターとマークソフターの違いは?
- マークセッターは接着力と柔軟力がある
- マークソフターは柔軟力に特化している
- マークセッターとマークソフターを使う理由は?
- 接着強度と密着性を高めるため
- 白化を防ぐため
- マークセッターとマークソフターを使う際の注意点は?
- 水性ホビーカラーの塗装面への溶解力が強化
解決策→水で薄める
- 水性ホビーカラーの塗装面への溶解力が強化
ということがお分かりいただけたと思います!
デカール貼りにおいて、マークセッターやマークソフターといった製品は、ガンプラの仕上がりに大きな影響を与えます。
正しく使うことで、デカールの密着性や接着強度を高め、よりリアルで美しい仕上がりを実現することが可能です。
水転写式デカールを貼る際は、ぜひこの記事を参考に、マークセッターとマークソフターを正しく活用してみてください!
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