ガンプラを作るうえで、マーキングシールの段差が気になるけど、「どうやって消したらいいか分からない…」とお悩みではありませんか?
マーキングシールを貼り付けた際に生まれる段差は、仕上がりの美しさを損なう原因となります。
この記事はこんな人におすすめ!
- マーキングシールの段差の消し方が分からない…
- マーキングシールの段差を消す際に使う道具が気になる…!
そこで今回はマーキングシールの段差消しについて、効果的な方法と具体的な手順を紹介していきます!
さらに、マーキングシールの段差消しに関するよくある質問に対する答えもまとめました。
マーキングシールの段差を消すことで、より美しい仕上がりを実現することができます。
ぜひ記事を参考にしてマーキングシールの段差を消して、ガンプラを綺麗に仕上げてみましょう!
マーキングシールの段差を消す必要性について
マーキングシールは、ガンプラにおいてリアルなディテールを追加するために使用される便利なシールです。
マーキングシールには、部隊章や機体番号などのデザインが施されており、MG(マスターグレード)やRG(リアルグレード)などの少し高めのキットによく付属されています。
そんなマーキングシールを使用する際に、段差を消す必要性があります。
段差を消す理由としては、段差があると、マーキングシールを貼り付けた箇所に余白が目立ってしまい、あたかもシールを貼り付けただけのような印象を与えてしまうからです。
特に、水転写デカールと比較して、マーキングシールの段差を消すことは困難であり、綺麗に貼ることが難しくなります。
マーキングシールを使用する際には、その余白部分の段差を消すことで、よりリアルで美しい仕上がりを実現することが可能です。
そこで次にマーキングシールの段差を消す具体的な方法をご紹介していきます!
マーキングシールの段差を消す方法
マーキングシールを使用してガンプラを綺麗に仕上げるためには、段差が生じることは避けずに通れない道です。
そこで以下では、マーキングシールの段差を消す方法を解説していきます。
マーキングシールの段差を消す際に必要なもの
- クリアーのトップコート(エアブラシ用の塗料タイプが好ましい)
- 1000番以上のヤスリ(こだわる場合は2000番、4000番のヤスリも用意)
- コンパウンド(こだわる場合は粗目、細目、仕上げ目の3種類を用意)
- 綿棒やクロス
では、マーキングシールの段差を消す方法について見ていきましょう!
塗装技法の一つで、エアブラシで吹く塗料の濃度をわざと濃くして、塗膜をザラザラにする吹き方のことです。
砂吹きは、塗料が均一に付着しにくくなり、微細な凹凸が生じることで、表面に砂のような質感を与える効果があります!
コツとしては、「パーツから少し離して吹きかけること」と「吹き続けない(連射して吹く)こと」です!
砂吹きする前とした後のビフォーアフター
少しざらつき(粉がついている)があるのがわかりますね!
砂吹きによって、塗装面が保護されるので、次に行うクリアーコートの影響を受けにくくなります。
乾燥が不十分だと、数か月後にヒビ割れが発生することもあるので注意が必要です。
乾燥が終わったら、クリアーのトップコートを通常の塗装方法(べた塗り)で塗っていきます。
パーツに均一に塗料を吹きかけて塗装する一般的な塗装方法です。
パーツの表面が均一に濡れたような状態(ウェット状態)になるまで、クリアーを吹きかけます!
この「クリアー塗装⇄乾燥」を3~4回繰り返し行っていきます。
1回目
2回目
3回目
4回目
この作業によって、砂吹きによるザラついた表面も段々と平坦になっていきます。
最終的に四度塗りした状態で、このまましっかりと乾燥させしょう。
表面のざらつきは少なくなりましたが、砂吹きの後にクリアーを重ねたため、塗装面には少し波打ちが残っています。
乾燥が終わったら、ヤスリを使って波打った塗装面をより平坦で滑らかにします。
私は削り過ぎるのが怖かったので、2000番前後のスポンジヤスリを水研ぎして使用しました!
ヤスリで削ったパーツは、洗って削りカスを落とします。
ヤスリで削ったため、パーツにはヤスリ跡が残り、光沢が消えていますが、塗料の波打ち状態は改善されています。
この状態になれば、ほとんど段差の跡は目立ちませんね!
ここでは層を重ねずに、1回のべた塗りで仕上げていきます。
段差を消す前と後のビフォーアフター
これでマーキングシールの段差が十分に目立たなくなりました!
粗目
細目
仕上げ目
こだわる前と後のビフォーアフター
ここまでやれば、手間はかかりますが、マーキングシールの段差が消えるだけでなく、水研ぎした傷も消えて美しく仕上がります。
画像ではわかりにくいですが、こだわることでだいぶ変わります!
マーキングシールの段差を消す際のよくある質問
マーキングシールの段差を消す方法について、いくつかの疑問を抱くこともあるでしょう。
以下では、マーキングシールの段差を消す際のよくある質問をまとめました。
- マーキングシールの段差を消す前に砂吹きを行う理由は?
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砂吹きを行う理由は、マーキングシールにクリアー塗料が染み込んでシワやひび割れを起こさないようにするためです。
これにより、マーキングシールを貼った部分に均一に塗料が密着し、マーキングシールの段差を消す前段階として、下地を準備し、美しい仕上がりを実現することができます!
- なぜマーキングシールの段差を消す際に水研ぎをするのか?
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マーキングシールの段差を消す際に水研ぎをするのは、摩擦を防ぐためです。
水研ぎをすることで、ヤスリの削りカスがパーツにこびりつくのを防ぎます。
摩擦熱によってヤスリのカスがパーツにこびりつくと、パーツの表面が傷ついたり、不均一な仕上がりになる可能性があります。
とも水研ぎを行うことで、ヤスリの削りカスを適切に洗い流し、パーツを滑らかな状態に保つことが可能です!
- ヤスリでマーキングシールを削ってしまった時の対処法は?
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マーキングシールをヤスリで削ってしまった場合、対処法としては新しくマーキングシールを貼り直す他ありません。
未然に防ぐには
まず、クリアの層が薄すぎると水研ぎの際にマーキングシールが削れてしまう原因に繋がります。
そのため、事前対策として、艶がしっかり出るまで均等にクリアをパーツに吹きかけ、塗装→乾燥を繰り返して層を作るように塗装することが重要です。
これにより、十分な厚みのクリア層が形成され、水研ぎの際にマーキングシールが削れるリスクを軽減することができます。
万が一、マーキングシールが削れてしまった場合は、新しいマーキングシールを慎重に貼り直し、適切な位置に貼り、再度クリアコートを施して、均一な仕上がりを目指しましょう!
マーキングシールの段差を消して綺麗に仕上げよう!
今回はマーキングシールの段差消しについて、効果的な方法と具体的な手順を紹介していきました!
マーキングシールの段差を消すことは、ガンプラを綺麗に作るうえでとても大事な作業です。
ですが、「段差を消す手間があるなら水転写デカールを使えばいいのでは?」と思いますが、マーキングシールにしかないロゴやコーションがあるでしょう。
そういった時に正しい方法でマーキングシールの段差を消し、丁寧に仕上げることでより美しいガンプラになること間違いなしです!
ぜひこの記事を参考にマーキングシールの段差を消して、綺麗なガンプラを仕上げていきましょう!
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